いきなり質問です。あなたのサイトはいつ作られたものですか?Adobe Flashを用いてませんか?画像が小さく画質が悪いものを使っていませんか?iPhoneやiPad、最新のMacなどのRetinaディスプレイに対応できていますか?さらに今話題のiPhone Xに対応させるにはそれを考慮した特別な設計とコードを用いる必要があります。もし2010年頃より以前だったとしたらもうそのサイトは「ゴミ屋敷」と同じレベルの危機的状況です!もはや目も当てられないほど、存在するだけで害あって一利なしの状態です。2015年以前のものでも、内容によっては手直しなどしていなければそろそろ本来の狙っていた効果を発揮できなくなってしまいます。もし毎月そのサイトを維持するのに固定費(運用費)が発生していなかったとしても、そのまま放置しているだけでその代償は意外と高くついているケースも多く散見されます。
それはなぜでしょう。それには大きく二つの側面があります。一つは、日々進化が目まぐるしいテクノロジーの進化と変化によるものです。もう一つは、それらに伴って人の情報への接し方や求めるものが変化(ライフスタイルの変化)しているためです。この二つの側面を理解した上で、各々の目的に応じて、どういうWEBサイトを設けて世の中に情報発信していくのかを考えることが肝要です。それさえきちんと抑えられていれば、メディアの煽り情報やコンサルタントと称する人たちの売り込み対して一喜一憂する心配も軽減されます。
WEBサイトはそもそもなぜ必要なのでしょうか。WEBがない時代は、大手メディア(テレビ、ラジオ、出版)以外は世間に対して情報発信する手段はありませんでした。WEBが普及したおかげで、誰もが手軽にいつでも情報を発信できるようになりました。冒頭に書いた「ゴミ屋敷」化しているサイトのほとんが普及期に作られたものです。それから約20年の時が経ち、スマホの普及とともにSNS全盛時代になり情報との触れ方が大きく変化しましたが一番の目的は変わりません。それは、いかにより多くのターゲット(目的に応じた閲覧者)に対して確実に情報を届けられるかです。
よく〇〇マーケティングのプロとか〇〇コンサルタントという人たちが、横文字をたくさん並べて難しそうなことを述べることがありますが、難しく考えて構える必要はありません。彼らが言っているほとんどは「手法」の羅列に過ぎません。WEBの世界から一度離れて、日常に置き換えて自分がもしその訪れて欲しいお客さまの立場だったら何がどうあって欲しいかを想像してみてください。すると、これは必須、これはあったらより嬉しいけれど必須ではないな、これはやり過ぎだなと言ったことが見えてくると思います。
いきなりWEBの世界の「プロ」と言われる人たちと話すと分からなくなるのは、最初から手法のあれこれについて「売り込み」されるからです。そうではなくて、まずあなた自身の抱えている状況を把握して、どこに課題があるか、今後の展望はどんなことを望んでいるかと照らし合わせながら一緒に紐解きをしてくれるところへ相談しましょう。課題が見えて、どこに向かっていくかが明確にさえなれば、あとはそれを実現するための最短・最適な方法(手法)に委ねればいいだけの話です。
私たちProject 結《YUI》は、日本の地域活性化を目指してさまざまな地域課題に取り組んでいます。その中で必ず出てくる共通の課題は人口の減少と観光客の誘致。それに対して必要なことは、一つは人々に知ってもらうための情報発信と実際に訪れてくださった方に対する受け入れ体制の整備の二つです。ものすごく素晴らしい観光スポットがあっても、訪れる観光客に見合ったサービスレベルの受け入れる体制がなければ、不満感が残るためリピートしてもらえません。また今の時代はそういうネガティブな口コミがSNSを通して拡散してしまいます。またその場所のことについて情報発信がなされていなければ、そもそもそれを知ってもらうきっかけさえありません。どちらが欠けても、うまくいきません。
まれにうちはすでに有名で認知されているからいいんだよという方がいらっしゃいます。しかし、気がついていないのは、その間にも世の中は移り変わり、人の求めているものが変化していることです。長期にわたって繁栄してきた老舗と途中で倒産してしまうところの違いもここにあります。自分たちの大切しにしている軸はブレずに、けれど時代の移り変わりをきちんと捉えて、変化してくお客様のニーズに応えていくという企業努力をされています。同じように情報の発信の仕方も合わせていく必要があります。
そうした状況の中、我々でさえ相談できるようなWEB制作会社がほとんどありませんでした。理由は単純で、WEBマーケティングやコンサルティング会社、WEB制作会社はそれぞれの範囲での商売をしているため、その範囲のことしからわからないからです。その上、コストがその都度発生してしまいます。課題を考えて最適なソリューションを導き出した結果、WEB以外の方法や全然違ったところに解決策がある場合があります。WEB関連会社に相談した場合、何が何でもWEBで解決しましょうと売り込んで来るでしょう。私たちの場合は、検討を重ねた結果WEBより優先度が高いやるべきことがあればそちらにシフトし、そもそもWEBよりも別なことをやったほうが目的を果たせるとなればそちらをまた考えていくことをワンストップで相談できます。
WEB制作を依頼するのも時間と労力がかかります。またデザインや機能などこだわればきりがなく、コストもそれに応じて跳ね上がってしまいます。本サービスではお客様の課題を把握した上で、あらかじめこちらで決めたレイアウトデザインを用いてサイト制作を行うことで時間と費用を大幅に圧縮します。もちろん、現在の技術的なお作法に則って設計・コーディングします。もしお客様のニーズがそれ以上の規模や内容が必要となった場合は、別な方法でご相談を承ります。
SNSが多くの役割を担うようになり、商流が変わった今でも何か商売をされていればその内容や規模の大小に関わらずWEBサイトはやはり大切です。店舗を経営された場合、お店ではこだわり抜いた内容のサービスや商品を提供してものすごく努力されているところが、WEB上では長年放置されていたりすればお客様からすればあまり細かいところまで気が回らない人がやっているか、お店に余裕がないお店なんだというイメージを持たれてしまいます。また逆に実際のお店には不釣り合いな過剰なサイトを運営していた場合も同様に人々から敬遠されがちです。何事にも「ちょうどいい」があるんです。WEBサイトはよく言われるようにそのお店や企業の顔です。SNSとの連携や適切な運用と合わせて、サービス内容に見合ったサイトを目指しましょう。